ここでちょっと、考えて頂きたいと思います。
次の場面で、自分を主人公として、いきいきと自分を役に投影してもらいたいと思います。まずは、いつもより長時間働いている状況を想像してみましょう。自分の関わるプロジェクトが危機に見舞われ、事態の収拾に数日間、下手をすると1週間ほどかかりそうな時、最後の方はマラソン状態になります。何週間もの間、途方もなく長く感じられる日が続き、活力は奪われ、疲弊させられる・・・
今日は特に辛い1日だった。
困難は、今朝8時にオフィスに到着すると同時に始まった。まず待ち構えていたのは、3本のボイスメッセージです。1つ目は、数日前に自分の部署から受け取るはずだった配送品がまだ到着していないという顧客からの苦情。2つ目はアシスタントからで、昨日彼女から受け取り、ほぼ1日かけて自分の主要プロジェクトに織り込んだ図表に「ちょっとした間違いがあった」と意気消沈気味で言ってきたもの。3つ目は上司からで、いつ仕事が完了するのか知らせるよう要求し(まるであなたに念を押す必要があるかのような口ぶりで)、プロジェクトが既に期限を過ぎていて予算オーバーであることを念押しするものだった。これらすべて、朝9時前に起きた出来事です。
残りの時間も、似たようなものでした。夕方6時半になんとか仕事を終え、自宅へと車を走らせるとき、最愛の家族と一緒に、あの大きくて気持ちのいいソファに身を沈められるんだという空想に心奪われる。一番下の子はもう眠っているだろう。添い寝をしてやれないのは、今週これで2度目だ。
それでも、しばらくの時間、息子に読み聞かせをしてやり、少し何か口にして、夫とその日の出来事について語り合うつもりだった。
でも、現実はそうはならない・・・
家の正面玄関を通り抜けながら、もう緊張感が伝わってくるのです。一息つく暇もなく、夫が怒ってこう言ってくるのです・・・
「確かに、君が今の仕事を続けるのは、君のキャリアにとってはよいことだと互いに合意したよ。でも僕はかなりイライラきている。家の事はほとんど僕がやってるし、子どもたちだって君がいなくて本当に寂しがってるんだ」
このような場面を経験したとき、皆さんの心によぎるものは何でしょうか?
皆さんはどのような感情を抱くでしょうか?
そして何をするでしょうか?
同様に、社内で人員削減のしつこい噂を耳にしたとき、何が皆さんの心をよぎるでしょうか?
皆さんはどう感じるだろうか?
そして何をするだろうか?
10代の娘がタバコを吸っているところを見つけたら、どう考え、感じ、行動するでしょうか?
失業したり、大切な人との関係がうまくいかなくなったら?
年老いた両親の体が弱ってきたのに気がついたら?
皆さんは、カッときやすいでしょうか?よく罪悪感を抱きがちでしょうか?自分の気持ちや心配事を何も言わずに抑えつけてしまうでしょうか?しばしば打ちのめされたように感じるでしょうか?
こちらのコラムでは、皆さんが自分の【思考スタイル】を見つける方法を伝授していきたいと思ってます。
20年以上、世界中で行われてきた研究では、わが身に起きる出来事は自分の【レジリエンス】に甚大な影響を及ぼすことが強く示されてます。先に想定してもらったような状況にどう反応するかは、1人ひとりの【思考スタイル】を反映しています。思考スタイルは私たちが世界を見るときのレンズのような役割をします。
誰もがそのようなレンズを持っています。そして、そのレンズは、私たちの人生に起きる出来事を解釈する上で影響を与えます。皆さんの思考スタイルは、出来事に対して感情的に反応する引き金となります。
逆境に遭遇したときにそれを克服し、乗り越え、立ち直らせる能力である【レジリエンスのレベル】を決めるのは、皆さんの思考スタイルなのです。
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