このコラムでお伝えするスキルは皆さんの人生を変えるかもしれないが、それは手っ取り早い解決策ではありません。避けては通れない人生の障害物を一足飛びに乗り越えるのを簡単にする薬や人の心をとらえる言葉、簡単なルールがあるのなら心からそれを提供したいと思います。
しかし、単刀直入に言います。
現実の世界では、皆さんの人生をよりよいものに変えるのは本当に骨の折れることです。突然、魔法にかかったように、レジリエンスが10倍増になることなどあり得ないです。これは、気分を高揚させるセミナーが書籍化されたものでもありません。
研究に基づき開発された【7つのスキル】を学び、活用することで、誰もが自分のレジリエンスを永続的に高められることが証明されています。
レジリエンスを高めるためには、皆さん自身の努力も必要です。そして、皆さんが自分を、そして他人をどのようにとらえるかについて正直になることも求められます。そのためには労力とコミットメントも求められる。幸い、レジリエンスのスキルを学ぶことはダイエットのようなものではありません。大半のダイエット経験者は、何週間もの飢えとイライラを経験してから、まあまあ満足のいく外見と気分を手に入れます。
レジリエンスを構築するのはその反対です。
手厳しく、根拠のない自己批判(「自分はものすごく自己中心的だ」「私は子どもたちをダメにしている」「この仕事では絶対に成功しない」)といった、自分のネガティブな思考スタイルを撃退することを学んだ途端、大きな落ち込みに陥っていく事に歯止めをかけることができます。
そうすればすぐにでも、とてもよい気分になれます。自分の事が好きになり、もっと活力を得て、自分の問題に対処する準備ができます。同様に、皆さんが自分の問題について他人や外部環境を責める思考スタイル(「売れないのは自分のせいじゃない、市場が悪すぎるんだ」「彼女が僕の事を最優先で考えないから、僕たちの関係はうまくいかないんだ」)を持つのであれば、レジリエンススキルを使って責任逃れをするのを止めた途端、問題解決に向けて主導権を握ることになります。
このコラムでは、問題に直面したり、ストレスを感じたりするときに、自動的に自分の頭をよぎるレジリエントではない思い込みや思考を「聞く」ことを学んでいきます。また、そうした思い込みや思考が、非生産的な気分や行動を引き起こすことも確認していきましょう。
これらの思い込みや思考は、まるでティッカーテープ(レジでレシート印字に使われる巻紙)のように皆さんの頭の中を何度も何度もめぐり、皆さんが直面した逆境に対する不正確な解釈を強化してしまいます。
このテープをどうやって無効にするかを学べば、問題がより明確に見えるようになり、問題をより効率的に解決できるようになります。皆さんは、知らず知らずのうちに自分のやる気を奪い、自分の成功を邪魔する非生産的な「生きるためのルール」をどう認識すればよいかを学べます。
自分にレジリエントではない思い込みが生じた瞬間にどう反撃したらよいかを学ぶことで、自分の時間を無駄にしたり、活力が枯渇することもなくなります。どうやってネガティブな感情を最小限にとどめ、ポジティブな感情の経験を増やすのかを学べるのです。
極端に言えば、自分のレジリエンスを構築することを学ぶことで、自分自身のプライベートと仕事の両面での目標も達成できるようになるでしょう。
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